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いまさらながら 別冊少年マガジン 感想

発売から、10日以上たってるのに、いまさら別冊少年マガジン読んだ。
創刊記念ってことで、一応全作品のレヴューっていうか雑感。


ちなみに、別冊少年マガジンってなんて略せばよいのだろうか、
別マだと別冊マーガレットだし、別冊マガは語感が悪い・・・

どうぶつの国 雷句誠

看板漫画。
長期連載を続けていた作家さんなので、手堅いつくり。
登場する動物には、服を着たり道具を使ったりする2速歩行で擬人化された種族と、
4速歩行そのままに描かれている種族がいるが、
ちょっと現時点ではそのあたりを分けるルールがわからず、違和感。

野生の乳牛がいたりするし、世界観とコンセプトはノアの箱舟的な感じと予想。

ぷあぷあ? コンノトヒロ

いわゆる萌え4コマというジャンル。
ネタとしては、笑うほどではないが、冷めることもないという感じ。
絵は落ち着いている。2話掲載。

悪の華 押見修造

アバンギャルド夢子とかデビルエクスタシーの印象が強い変態漫画家(褒め言葉)、押見修造の新作。
ボードレールとか読んじゃう俺カッコイイ的な中二が主人公ってだけで、キュンキュンするw
前から順に雑誌を読んでると、別冊マガジンの振れ幅って大きいなぁって思ったけれども、後から思うと、これだけが異色だった罠orz

オモシロそうな漫画なので、別冊少年マガジンが青年誌じゃなくて少年誌という部分で描ききれない部分が出てきてしまわないのを祈る。
すんドめと同じ空気を感じる。

ポチ 亜桜まる

いかにもマガジン編集部が好きそうな萌え漫画。
ページ数が少なく、ストーリー的にもそれほど引きが強くないのでちょっと残念。
この作者は、デジタルで描くと映えそうな絵だと思う。

超人学園 石沢庸介

どことなく、長田悠幸を感じさせる作風の作品。
全体的なクオリティは高く、話の広がりも感じられるので今後に期待大。

が、ちょっとストーリーとしては急ぎすぎかなという印象。
読みきりならバランス良い構成だったと思うけれども、連載漫画の1話目だとすると、
コートを着替えるところとかまで詰め込まなくても良かったような気がする。
この系統の漫画って、下手したら、僕の考えた超人発表会になってしまうので、
できるだけしっかりと主人公たちのキャラ説明とバックボーン紹介はやってほしい。

あと、作者の名前、”いしざわ”じゃなくて”こくさわ”なので注意。

ウィーザードリィ ゼオ 福原連士

RPGのコミカライズの教科書みたいな漫画。
面白くないわけじゃないし、絵も上手なのだが、この作品にしかない何かってのが・・・
ウィズが好きで好きで~って感じもあまりしないので、ウィズとか関係のないタダのファンタジーになってしまっているのも残念。

そんな未来はウソである 桜場コハル

なんとなく絵が荒れているような気がする。
というか、デッサンが狂っているのか、2P目の3コマ目とか見てて不安になる・・・
みなみけとか単行本でちゃんと読んだことないけれども、ヤンマガで読んでる限り、絵に違和感を持った記憶ないので、今回がちょっと時間が無かったのだろうか?

バニラスパイダー 阿部洋一

これが一番面白かった。
ホラー風味のネタだけれども、すごくふわりと調理した感じでオモシロイ。
伊藤潤二とかが描くとえらいことになりそうな設定・・・
版画的な絵の表現も、白と黒のバランスをとるのが上手いので読み辛さが無く、作品の魅力になってる。

嵐の伝説 佐藤将

「山のフドウとかバイオレンスジャックとか、崩壊前の世界でどう生きてたねん」
って誰もが思う疑問を形にしたギャグ漫画。
ネタは面白いものの、ページ割が微妙・・・
大ゴマを少なくして、1ネタ1Pとしたほうが読みやすく、面白い気がする。

進撃の巨人 諌山創

ちょっとIKKI的な世界観のファンタジー。
設定は魅力を感じるものの、新人ということでちょっとだけ画力に不安がある。
今回の一番の魅せゴマの絵を見る限り、上手くなりそうな香りはするので、
連載のペースに描くことが追いつかないとかならなければよいな

浪漫三重奏 あわ箱

萌え漫画。
1話目から幼稚園児コスプレとは・・・
絵が安定してプロいのが魅力。

天使のトビト 記伊考

ちょっと今後どういう方向に行くか読みづらい漫画だけれども、1話はハリーポッターっぽ過ぎる制服と鬼の貌っぽ過ぎる筋肉にもってかれた感じ。

蓬莱ガールズ 山田瑯

女の子同士のロードムービー的な話になるのだろうか?
説明は後、まず絵を見せて、読者が疑問に思ってから回答を出すって流れは好感。
文法としては、少年漫画より少女漫画が強くでている感じ。
結構オススメ

恋忍 高本ヨネコ

萌え漫画。
コマ割は大きいなぁって感じるんだけれども、それよりも台詞が多いので台詞ばっかりの印象に・・・
主人公の男が変態設定みたいなのだが、それほど変態力が強くないので、タダの流されキャラになってしまっているのも残念。

じょしらく ヤス

これも萌え漫画。
原作が久米田康治ってことでコマ割とかがそれっぽい。
テンプレのようになっている始まり方と安定した絵のクオリティもあいまって、すでに長期連載の貫禄w

返せー ク○ヨンし○ち○んを。返せー 白いライオンを。返せー 著作権を。

という柱は意図したわけではないものの、ちょっとドキッとした・・・

空が分裂する 萩尾望都

これも、雑誌の雰囲気からはちょっと乖離している気がする作品。
モーニングでイナンナを読んだときの気分に近い。
面白い作品だが雑誌のターゲットとは重ならない気はする。

総評

創刊号ってことで、全体的に読みきりのような構成になっている作品が目立った。
あと、編集部の趣味かもしれないけれども、全体的にコマが大きめ。

広告一切無し(マガジン系の発売日とかは乗る)、アンケートもWebのみという戦略をらしいし、連載されてる作品構成からも、商業主義じゃなくて自分たちの作りたい漫画を作りたい
という熱意は感じる。
が、結局のところ、ちょいちょい萌え漫画をはさんだりして、媚びちゃった印象に・・・
(※というか非商業誌的な商業誌というジャンルがそもそも自己矛盾を孕んでいるのか)

あとは、連載されてる作品の雰囲気やジャンルが結構バラバラなので、別冊少年マガジンってどんな雑誌?
と聞かれたときに、一言で答えられないのがちょっと残念・・・

かといって面白くないわけではないので、早い段階で雑誌の方向性が決まれば、IKKIとかBIRZとかフラッパー、それからウルトラジャンプとかガンガン、ライバルともちゃんと棲み分け出来るはず。

といいつつ、すでに2号先から、ながやす巧の新連載が決まっているらしい・・・
えーと、「方向性迷走してない?」


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